店主の雑記帳 : 雑記編・その6
2011年8月31日 〜
2011/8/31 |
軽井沢蒸留所へ行って来ました(その2・残念なご報告) |
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先日、2年ぶりに軽井沢蒸留所へ行って来ました。 軽井沢蒸留所の様子は前回伺った時と、それほど変化はありませんでしたが、例によってメルシャンプラザ(試飲やワイン、ウイスキー等の購入ができるショップ)の有料試飲コーナーにて原酒を楽しんでいる時に、聞き捨てならない情報を入手しましたので、そのことをご報告させて頂きます。 それは、近々軽井沢蒸留所の見学や試飲などができなくなりそうという情報です。 発端は、11月6日のメルシャン軽井沢美術館の閉館です。 メルシャン軽井沢美術館は元々軽井沢蒸留所の樽貯蔵庫を改修して造られており、メルシャンプラザのお客様や蒸留所見学ツアーへの参加者は、かなりの割合で美術館目当てで来られたお客様なのだそうです。 蒸留所施設関連の運営と美術館の運営は別々の会社ということですが、上記の理由から、美術館無くしてメルシャンプラザや蒸留所見学ツアーの運営は難しいということです。 美術館を別の事業者が引き継ぐかもしれないという噂もあるようですが、美術館の11月6日閉館ということ以外、メルシャンプラザの現場でもまだ何も分からないとのことです。 さらに、美術館と同じ11月まで営業するのかどうかもはっきりしていないとおっしゃっていました。 軽井沢蒸留所にご興味のある方は、現地の状況をご確認の上、急いで見学の予定を立てられた方が良いかも、です。 今回の見学ツアーのガイドさんが撮影して良いと言って下さったので、以前は撮影できなかったポットスチル(蒸留器)や貯蔵庫の中の写真をご紹介させて頂きますね。 |
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2011/9/25 |
富士御殿場蒸留所へ行って来ました |
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先日、富士御殿場蒸留所へ行って来ました。 こちらの蒸留所へ伺うのは今回が初めてです。 ここの蒸留所でしか試飲できないウイスキーがあるという情報を事前にゲットした店主は、迷わずマイカー(表現も古いが、実際のクルマも古い!)でなく、公共交通機関4種類を乗り継ぎ、適宜アルコール補給もしつつ行ってまいりました。 最初の画像が工場で、次の画像が工場見学受付入り口です。 入り口を入ると、スタッフさん手作りと思われる案内などが掲示されており、大きな会社にもかかわらず、家族的な暖かい雰囲気を感じました。 勿論、このコーナーの向かい側には素敵なお嬢さん方が待ち受ける(?)フロントがあるのですが、(1時間に1,2本の)路線バスを利用した店主は、実はこの時点で予約したツアーの開始時刻に既に少ーし遅刻しておりまして、写真を撮る余裕がありませんでした。 で、早速その素敵なお嬢さんに案内されて先行するツアー御一行の皆さんに合流です。 見学コース内は撮影禁止ということで、残念ながら画像でのご紹介ができません。 まずはシアタールームのビデオ映像で、富士御殿場蒸留所でのウイスキー造りの概要や特徴についての説明を受講しました。 その後、参加者全員が工場練へぞろぞろと移動して、ウイスキー製造の工程順に適宜解説を頂きながら、本物の蒸留器や瓶詰め工程の見学をさせて頂きました。 解説の中で他の蒸留所と違う点として特に印象に残ったのが、ウイスキー原酒のアルコール度数を50度に調整してから樽詰めして熟成を行う、というお話です。 スコッチ・ウイスキーや他のジャパニーズ・ウイスキーは、大体が60度前後で樽詰めしているので、50度での樽熟成は相対的に高コストとなるはずです。 それにもかかわらず50度での樽熟成を行うキリン・ディスティラリーさんに、独自のウイスキー造りへの強いこだわりを感じた店主です。 製造工程の見学が終わり、いよいよ店主お待ちかねの試飲タイムでーす。 無料で試飲できるウイスキーは「富士山麓」と「ロバートブラウン」でした。 ソフト・ドリンクも「キリン・フリー」や「富士の伏流水」、各種ジュース類など、色々と用意されていました。 「富士山麓」は現時点で弊店のハウス・ウイスキーとしておなじみなので、まずは「ロバートブラウン」を頂きました。 軽快な飲み口の「ロバート・ブラウン」を飲み干してちょっと勢いのついたところで、いよいよこちらでしか味わえない蒸留所限定ウイスキーの有料試飲に臨みます。 有料試飲向けには数種類のお酒が用意されていましたが、蒸留所限定ウイスキーとしては画像の中央に写っている「The Fuji-Gotenbaシングルグレーン15年」のみでしたので、迷わずこれを選びます。 アルコール度数は43度です。 グレーン・ウイスキーと言っても、バーボンのような感じは殆ど無く、コクと深みのあるモルト・ウイスキーといった印象で、たいへん美味しかったです。 これを書きながら、「あー、やっぱり買って帰れば良かったー。」とちょっぴり後悔の店主です。 ということで、キリンさんから新しいウイスキーが発売されたら、またこちらの蒸留所に伺おうと心に誓う店主でありました。 以上、富士御殿場蒸留所見学ツアーレポートでした!。 |
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2011/12/4 |
2年ぶりに余市蒸留所へ行って来ました |
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遅れに遅れた札幌初雪直前に余市蒸留所に行って来ました。 最初のトピックは、、、 夢と希望の翼”JAL怪物くんJET”!!。 今回お世話になった羽田千歳便は、なんと、あの、TVでおなじみ(?)の怪物くんJETでした!。 で、搭乗記念のお土産に、 怪物くんJET組み立てキットを頂きました。。。 その話題は置いておいて、さて本題です。 2年ぶりの余市蒸留所ということで、前回と少し展示に変化がありました。 まずは蒸留棟です。 蒸留棟の入り口に、かつて使用されていたポットスチルのカット・サンプルが 新たに展示されていました。 ほほぉー、結構な厚みがあるものですね。 当日は運よく石炭直火蒸留が行われており、実際に石炭を投入している現場を 見学させて頂くことができました。 次は麦芽を乾燥させるキルン塔です。 以前はウイスキー博物館内に展示されていたピートが、見学コース内のキルン塔の 入り口内に引っ越して来ていました。 乾燥しているピートは殆ど匂いがありません。 残念ながら現在は余市蒸留所での麦芽の乾燥は行われていませんので、蒸留所内で ピートの香りを感じることはできませんでした。 その他に気づいた展示の変化としては、製樽工程展示の混和室への移動で、 より蒸留所の入り口の近くになっていました。 ウイスキーの製造工程の見学を一通り終えて、、、 創業者である竹鶴政孝翁にご挨拶をさせて頂き、いよいよお楽しみの試飲です。 今回も、まずは無料試飲のできるニッカ会館の2階へ伺いました。 本日の無料試飲ウイスキーは「鶴17年」と「余市10年」でした。 2階の窓からのんびりと余市蒸留所周辺の風景を眺めながら、両方とも美味しく頂き ました。 最後にウイスキー博物館へと歩を進め、本日のメイン・イベントーー!、、、 有料試飲コーナーへ到着です。 し、しかーし、昼食時の生ビールと無料試飲で、不覚にもほぼ出来上がってしまった 店主は、頂いたウイスキーの写真を撮るのをすーーっかり、失念してしまいましたっ!。 一応試飲させて頂いたウイスキーをおぼろな記憶を頼りに列挙させて頂きますと、 その1:竹鶴21年 その2:余市20年 だったようです。 もぅー、美味しかったですよ。 ということで、最後に昭和15年に発売されたニッカさんの第1号ウイスキーの写真で 本稿を終了とさせて頂きますね。 |
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2012/11/6 |
11ヶ月ぶりに余市蒸留所へ行って来ました |
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いやー、この話題位しか掲載できなくてスミマセン的な思いもありますが、またまた 余市蒸留所訪問のお話です。 今年も直前に天気が好転し、写真のような秋空のもと、試飲、もとい、見学を行うことが できました。 ざっと見たところ、蒸留所は昨年と特に変わりはなく(それで写真が少ない?)、 前回より若干季節が早いので、所内の池には可愛い鴨さん達がお休みされてました。 余談ですが、弊店の近くの目黒川にも年中無休で何世帯かの鴨ファミリーが滞在されて おりますので、鴨好きの店主は地元でも時々癒されております。 今年の訪問時の無料試飲では、ウイスキーとしては鶴17年と余市10年の2種類が 用意されており、両方とも美味しく頂いてまいりました。 この日は、2階にある試飲コーナーの大きな窓から、猛禽類の活動も見ることが できました。 次は有料試飲のコーナーからのレポートです。 今回の有料試飲ではまず、今年のWORLD WHISKIES AWARDS の WORLD'S BEST BLENDED MALT 部門で世界最高賞を受賞した 「竹鶴17年43°」を頂きました。 美味しく頂いておりますと、カウンター向こうにいらっしゃいます、定年前には 余市20年等の各種ウイスキーを造っていたというIさんから、受賞記念に3000本 造られたという「竹鶴17年アンチルフィルター46°」をお薦め頂きました。 もちろん、そんな有難いサジェスチョンをお断りする店主ではありませんので、 さっそくアンチルフィルター版も頂きました。 アンチルフィルターのため、若干アルコール度数が高いのですが、それを 差し引いても、こんなに違いがあるのねー、とビックリした店主です。 勿論、どちらもたいへん美味しかったですよ。 すかさず、お隣で試飲されていた横浜から来られたというお客様に飲み比べを 強要、いやいや、熱意を込めてお薦めさせて頂いたおせっかいな店主です。 これをきっかけに、初対面のウイスキー好き同士、つかのまの楽しい時間を 共有することができました。 仕上げに「余市20年」を美味しく頂き、気持ちよく札幌行きの高速バスに 予定通りに乗り込むことができた店主です。 さてさて、弊店で竹鶴17年の飲み比べは実現できるでしょうか?、、、 詳しくはWEBで(かな?笑)。 |
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2014/2/22 |
久しぶりに山崎蒸留所へ行って来ました |
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昨年の師走に久しぶりにサントリー山崎蒸留所へ行って来ました。 平日の見学予定でしたので、見学の1週間程前に予約をお願いしたのですが、昨今の ウイスキー・ブーム(なのか?)のせいか、なんとギリギリ残数2名という状況でした。 見学開始30分程前に現地に到着しましたので、見学者の集合場所にもなっている ウイスキー館をぶらぶらしてその時を待ちます。 ウイスキー館はサントリーさんのウイスキーにまつわる歴史展示や、有料試飲コーナー、 お土産物売り場等で構成されています。 その一角にウイスキーのストックのサンプル・ボトルの展示があるのですが、今回は そこでちょっとした(店主としてのですが)発見がありました。 右側の画像のサンプルは左がトーモアの10年で右側がミルトンダフの12年との記載です。 その他にもバランタインの17年や30年等、スコッチ・ウイスキーの原酒(?)のサンプルも 展示されていて、ちょっと「へぇ〜」という意外感がありました。 今回のツアー・ガイドさんは珍しい男性のガイドさんで、ウイスキー愛に満ちた情熱的(?) なお仕事ぶりが素敵でした。 ツアーの最後はお約束の無料試飲です。今回は山崎と白洲のハイボールが用意されて いました。 1杯目に山崎のハイボールを美味しく頂いた後、折角ですのでストレートで頂けないか と、カウンター向こうのこちらもお約束の綺麗なお嬢さんにお願いしたところ、二つ返事で どうぞどうぞと、そんなに飲めません的分量をサービス頂くことができました。 ほんの少しの会話やしぐさからも、お嬢さんの達のウイスキー愛が感じられました。 こちらの蒸留所での無料試飲の時間はなかなかに短いので、最後に加水して一気に 飲み干し、その勢いで制限時間は閉館まで(かな?)の有料試飲コーナーへ迷わず進軍 です。 こちらの有料試飲コーナーでは、市販されていないウイスキーの原酒だけでも、 2回や3回来たくらいでは飲みきれないんじゃないかと思える程、種類が豊富で、 選ぶだけでも頭が覚醒して酔いがさめます(ウソです)。 で、今回頂いたウイスキーは左から、 山崎パンチョン原酒 50%、山崎ミズナラ原酒 50%、山崎シェリー原酒 50%、 山崎シングルカスク1995 62%、響ホワイトオーク原酒 54%、響スモーキー原酒 55%、 最後に、最初のものとは異なる山崎パンチョン原酒 48%です。 どれも皆美味でしたねー。 今年の秋からの朝のNHKの連続ドラマはニッカウイスキー創業者竹鶴政孝さんの奥様、 リタさんが主人公のドラマとのことですから、今後も蒸留所見学人気は右肩上がりが予想 されます。 皆さーん、蒸留所見学はお早めに〜。 |
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2014/6/22 |
約1年半ぶりに余市蒸留所へ行って来ました |
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秋から始まる朝のNHKの連続ドラマの影響で、これからは混雑するかも、と思い、 余市蒸留所へ行って来ました。 蒸留所の建物等には殆ど変化がありませんでしたので、今回は周辺映像(?)を お届けします。 まずは、小樽駅から余市駅まで乗せて頂いたJR函館本線の列車です。 2両編成のワンマンカーですので、途中駅では路線バスのように降車時に 運転手さんに乗車賃をお支払いしていました。 余市駅には立派な駅舎があり、駅員さんもいらっしゃいますので、改札は駅舎内で 行います。 今回の訪問では蒸留所の見学よりも、じっくりと試飲をさせて頂くという事を主目的として おりましたので、所内の竹鶴政孝翁の銅像に御挨拶の後、さっそく無料試飲に臨みました。 無料試飲の会場に到着して来客数の多さに店主はビックリです。 こちらでは2種類のウイスキー(余市10年と、竹鶴17年だったかな?)をストレートで試飲 させて頂いた後、店主的メイン・イベントの有料試飲ができるウイスキー博物館へ 直行しました。 こちらの会場も店主が始めて目にする賑わいで、なかなかオーダータイミングがつかめ ませんでした。 なんとかこちらでしか販売していないらしい余市のシングル・カスク原酒10年と20年を オーダーすることができました。 どちらも濃厚でありながら上品で繊細な印象の、たいへん美味しいモルト原酒でした。 来客数が多く、なかなか次のオーダーができない内に、帰りの列車の時刻が近づき 焦る店主でしたが、なんとか最後の1杯として、余市20年を頂くことができました。 こちらは市販されているシングル・モルトですが、なかなかに高価ですので、 余市蒸留所見学の締めに頂くことにしている店主です。 余市20年はなかなかのクセモノですが、店主的には時々思い出しては飲みたくなる 魅惑のモルトなんですねー。 次回はもっとゆっくり味わいたいなぁ・・・。 *** 反省点 *** 蒸留所見学は平日(今回は日曜日)に時間的ゆとりを持って臨むべし!。 |
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2014/7/27 |
白州蒸留所へ行って来ました |
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店主にとって白州蒸留所の訪問は実は3度目なのですが、以前の2回はクルマを 運転しての訪問でしたので、今回が初めての白州蒸留所ウイスキー試飲となりました。 今回は有料の蒸留所セミナー「シングルモルト楽しみ方講座」を体験してまいりました ので、まずはその体験リポートをお届けします。 セミナーの前半は蒸留所内の施設を見学しながらの、麗しのガイドさんによる ウイスキーの製造方法についての講義です。 若いガイドさんでしたが、ウイスキーへの秘めたる愛情を時折垣間見せつつ、丁寧な 解説をお聞かせ下さいました。 現在、白州蒸留所でも増産に向けて設備の増設工事が始まっており、既存の 蒸留器の建屋の奥がブルーシートで覆われていました。 近代的なラック式の熟成庫の中は、複雑で芳醇な「天使の分け前」が満ち満ちて いて、目を閉じるとまるで天国のいるかのようにウイスキー好きは錯覚してしまう的な 癒しの空間でした。(ちょっと盛りました) 前半の講義の部が終わり、いよいよセミナー用の別室での実践の部の始まりです。 テーブル上にはなんと、ブラインド・テイスティング用に4種類のシングルモルトが 用意されています。 その内訳は、白州、山崎、マッカラン12年、ボウモア12年との事でした。 画像左下に写っているテキスト・ブックに各モルトの特徴が記載されていて、 それを参考にしつつ、老若男女参加者全員、真剣にテイスティング・グラスの中身と 対峙していました。 この真剣な雰囲気は有料セミナーならではと思われますが、とても心地良い 雰囲気でした。 もちろん店主もテンション上げ上げで、このイベントを真剣にたっぷり楽しませて 頂きました。(結果はナイショ) セミナー終了後、店主お楽しみの有料試飲ができる「BAR白州」へ向かいます。 今回は白州の構成原酒である(画像左から)白州ホッグス、白州シェリー、 白州スモーキーの3種類を試飲させて頂きました。 全てアルコール度数は50°で、それぞれ、そのまま商品にして欲しいと思って しまうほど、個性がはっきりしている美味しいモルトでした。 今回は往復とも特急あずさを利用しての日帰りでしたが、時間の制約上、 「BAR白州」には10分程度しか滞在できなかった等、かなり駆け足感がある 訪問となってしまいました。 蒸留所の敷地内の森の中を散策する事もできますので、次回は是非、 小淵沢あたりに前泊して、午前中からじっくり白州蒸留所を堪能したいと 強く思った店主です。 |